みゃんのブログ

マイペースB型女子。偏食(肉好き)。マーケティング好き。ビジネスモデルや事業戦略の分析から実践へ。

価格破壊でお金を生み出す魅惑の「無料」戦略

「無料」の心理 

最近街に出るとあらゆる場所に「〇〇無料」といった広告を見ます。
少し前までお金を払っていたもの、お金を取られるのは当たり前だと思っていたものが「無料」で手に入る機会が増えました。

この「無料」。

私たちはもう価値のあるものを0円で手に入ると勝手に思い込むようになりました。かつては信じ難かった「無料」にあまり抵抗がなくなっています。

 なぜ「無料」にできるのか?

怪しくて手を出さなかったのになぜ使うようになったのか。
・・・その答えは実に簡単です。

 「無料」にできる理由を知ったからです。

そうです。私たちは知らず知らずのうちにその魔法の「無料」トリックを知っています。

どうやって0円で実現できているのかも。 おそらく私たちはその理由をもう知っているはずなのに、ただ知っているだけで終わってしまっているのではないか?
そう感じました。よく考えると、これはかなり損をしていることに気づいたからです。 

 

 

「無料」をうたう広告

今どんなものが無料で使えるでしょうか?
例えば、スターバックスではほとんどの店舗でWiFiが設置されていて、ネットが無料で利用できます。
そのため私たちはドリンク代だけを払えばそれを利用できます。
あとは、ネットショッピングでの送料無料。もはや当たり前に浸透しています。
送料無料じゃなきゃ商品を購入しないという方も多いのではないでしょうか。
携帯電話やパソコンなんかもそうです。端末を無料で提供する代わりに契約や使用料でお金を取られます。
そしてスマホアプリ、WEBサービスも大抵無料です。
これらは広告収入により運営されていたり、オプションでの課金制になっています。BtoBだと、ECへの出品手数料・固定費の無料化といった具合に。

つまり無料で配布し、違うところでお金を取る

これは、現在支払っているその費用も今後0円になる可能性があるということです。そして商品自体のコストダウン・ダウンサイジング等もあるので、無料化は今後ますます加速していくでしょう。

 

そこで難しいのが何を「無料」にし、どこでお金を生み出すのかですよね。

 

消費者を惹きつける「無料」

賢い会社は通常のお金の流れを逆にする。モノやサービスを無料にしたり、他の会社が料金をとるものに料金を支払ったりする。 

出典:FREE

成功している企業はマネタイズが上手いです。 自分に合った有力な「無料」戦略を見つけることで自社の商品やサービスの価値を何倍にもできます。
例としては、

・期間限定型・・・30日間無料、その後有料のようなタイプ。
・機能制限型・・・基本会員のみ無料、プレミアム会員で有料し、機能拡張するタイプ。
・人数制限型・・・ある人数までは無料、それ以上の利用者は有料のタイプ。
・顧客選別型・・・個人契約は無料、法人契約は有料のタイプ。
などなど。

 

そしてこれらの「無料」戦略は結局のところ、それが0円になったわけではないということです。0円になったと思わせることで買い手に考える時間を与えていないだけなのです。

800円のゴディバのチョコレートと100円の明治の板チョコが売っている場合と、700円のゴディバのチョコレートと無料でもらえる明治の板チョコが並んでいる場合とでは完全に違いますもんね。

・・・え?わかりにくいですか?ま、忘れてください。笑

 

とにかくこういった消費者心理のマーケティングから学べることは非常におもしろいです。

 

収益を他で補完する

 

すべてに応用できるこの原理は、もちろんプラス面だけではありません。 「無料」が故に簡単に飽きられたり捨てられてしまうリスクもあります。

 

しかし、有益な使い方をすればあらゆるプラスをもたらすのではないでしょうか?

モノは考え様とはまさにこのことですよね。

消費者心理は深いです。

 

今回はマネタイズの基本について書いてみました。 

ぜひ明日からの仕事や日常に活かしていただけたら幸いです。

 

ちなみに恋人にあげるプレゼントで考えるのは反則ですので。笑

 

 

 

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